ストーブに灯油を入れる。意外と知らない灯油の入れ方について
ストーブは灯油をタンクに入れなければ、暖めることができません。
灯油ストーブを購入したけど、それからどうするの?と困る方、多いんですよ。
実際に、私も灯油を購入するところからわからずに、アタフタしてしまいました。
そこで今回は、灯油ストーブの灯油を入れる方法や入れ方のコツ・原理を説明させていただきます。
また、灯油ストーブと言っても、いろいろなタイプがあります。
いわゆる『一般的』な灯油ストーブの取り扱い方として、説明しますので、参考になさってください。
さらに古すぎるストーブや前の年の灯油は使わないようにするよう注意しましょう。
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ストーブの灯油を入れる方法や入れ方を知る前に。灯油の買い方について
灯油ストーブを初めて使うという方でしたら、灯油の入れ方どころか、そもそも灯油をどうやって購入してくれば良いのかすらわからない方も多いのではないでしょうか?普段からセルフのガソリンスタンドで給油しているという方であれば、なんとなく同じように買うのかな?と見当はつくかもしれませんが、なにぶん初めてだと1人で灯油を買いに行くのは不安に感じる方もいるでしょう。
灯油はガソリンスタンドの他にも、ホームセンターなどでも購入することができます。ほとんどのガソリンスタンドの給油コーナーでは、お客さんが自分で機械を操作して必要な量を購入することになりますが、初めてで操作がわからない場合は、スタンドの店員さんに声をかけて操作方法を教えてもらうと良いでしょう。
また、ホームセンターなどのガソリンスタンド以外では、店内の店員さんに頼めば給油をしてもらえるところも多いようです。
灯油を購入される際には、専用のポリタンクを準備します。20リットル用が一般的ですが、持ち運ぶにはかなり重たくなりますので、自家用車がなくて自分で自宅まで運ぶ場合は、もう少し小さめのサイズにするか、1回の給油量を少なめにして、こまめに買いに行くようにしましょう。
いよいよストーブに灯油を!灯油ポンプを使った灯油の入れ方
灯油のポリタンクからストーブの灯油タンクに灯油を入れる際には、給油ポンプを利用しましょう。持ち手のところが赤くなっている灯油専用のポンプは、ホームセンターなどでかなり安い価格で販売されていますので、まずはそちらを用意してください。
とは言え、市販されている手動の給油ポンプには、取扱説明書がついていないことが多いので、使うのが初めての方にとっては、果たしてどのように使うのかわからないという方もいるでしょう。ここでは、給油ポンプを使った灯油の入れ方をご紹介します。
給油ポンプを使った灯油の入れ方
まず、万が一灯油がこぼれてしまった時のために、玄関やべランダなどの平らな場所で作業を行います。灯油の入っているポリタンクを丸椅子などの少し高い位置に置き、ストーブの灯油タンクは床に置きます。このように高低差を作ることで、よりスムーズに灯油を移すことができます。
二股になった給油ポンプのまっすぐの方をポリタンクに入れ、ホース上に曲がる方をストーブの灯油タンクに入れ、ポンプの赤いところの上に付いている出っ張った部分のネジを締めます。
このままの状態で何度かポンプの赤い部分を手で握ったり離したりを繰り返すと、あとは自動的に上から下へ灯油が流れていきますので、灯油タンクのゲージが8割ほどまできたところで、ポンプのネジを緩めて灯油の流れを止めます。
【灯油の入れ方】ストーブのタンクに灯油を入れやすくする便利グッツ
手動の給油ポンプを使って、灯油をストーブの灯油タンクに入れる際は、タイミングを誤って灯油が溢れてしまったり、ポンプをタンクに出し入れする時に灯油が垂れてしまうことがあります。多少お金をかけてでも、もっと簡単に給油を行いたいという方のためには、便利な灯油ポンプが販売されていますので、いくつかご紹介します。
灯油が溢れてしまうことにお悩みの方にオススメなのが、電池式の電動給油ポンプです。スイッチひとつで自動的に給油が始まり、一定の量まで給油が終わると自動停止して、ブザーで知らせてくれるので、給油中にちょっとトイレになんてことも大丈夫です。
給油ポンプから灯油が垂れてしまうことに困っているという方には、ポリタンクのフタ代わりになるタイプがオススメです。しかも、ガソリンスタンドで給油するのと同じように、ガンを握って給油するタイプなので、液垂れの心配もほとんどありません。
給油のたびにストレスを感じている方は、購入を検討されてみてはいかがでしょうか?
前の年の灯油は使わないこと
灯油ストーブを使用している方の中には、灯油が切れるたびにいちいち買いに行く手間を考えて、ポリタンクを何個か用意してまとめ買いをしている方も少なくありません。ですが、もしも灯油を1シーズンで使い切れなかった場合は、もったいないからと言ってそのまま次の冬まで取っておいて使うのは避けたほうが良いでしょう。
よく、ストーブの灯油タンクに入ったままの灯油は使い切ったほうが良いと言われていますが、たとえポリタンクに入れて密封したままでも、時間が経つと灯油が変質してしまうことがあります。気付かずに変質した灯油を使用することで、思わぬ事故につながる可能性もあるのです。
春先になって徐々に灯油の使用量が減ってきたら、購入する量を調整して、使い切ってしまうようにしましょう。
使う灯油ストーブを理解して、使用するようにしましょう
灯油ストーブなどの暖房器具がないと生活できないという地域にお住まいの方にとっては、真冬に突然ストーブが故障してしまうのは一番避けたいことですよね。そうならないためにも、まずは取扱説明書をよく読んで、ストーブの正しい使用法を理解することが需要です。
そのうえで、定期的に清掃やメンテナンスを行うことも大切です。これをやるかどうかで、ストーブの急な故障や事故などのリスクを減らし、より長く使用することができるようになります。
もちろん、大切に使っていたとしても、ストーブには寿命があります。あまりに古いストーブを使い続けることで、思わぬ事故を招く恐れもありますので、古くなってきたと感じたら、寒くなる前に買い替えておくことをオススメします。
災害時にも役立つ灯油ストーブを正しく使用して、寒い冬を暖かく過ごしましょう。