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カナヘビの卵は上下を逆にしないこと!上下の見分け方と飼育方法

      2019/04/09

カナヘビの卵は上下を逆にしないこと!上下の見分け方と飼育方法

カナヘビの飼育初心者の方の中には、卵を産んだ後にどっちが卵の上下なのか分からない人もいるのではないでしょうか。

カナヘビの卵を上手に孵化させるには、卵の上下を逆にするのは絶対にNGです。では、一体どうして卵の上下を逆にしてはいけないのでしょうか。

ここでは、カナヘビの卵の上下の見分け方と逆にしてはNGな理由、カナヘビの卵を上手に育てる方法についてお伝えします。

きちんと育ててあげることで卵を孵化させ、元気なカナヘビを誕生させてあげましょう。
飼育のポイントについてお伝えします。

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カナヘビの卵の上下は産んだ状態でわかる

カナヘビのお母さんは、産卵後はほぼ育児を行いません。そのため、産卵後に卵を育てて無事に孵化させるには、産卵後出来るだけ早く卵を安全な場所に移して、人工的に育ててあげる必要があります。

カナヘビの卵は、お母さんから産み落とされた状態がそのまま卵の上下になります。

そのため、カナヘビの卵はとても小さくて、見た目だけでは上下の区別がつきにくいので、卵を取り出す際には上下を逆さまにしないように、注意する必要があります。

お腹が大きくなってきたカナヘビは、動かずにじっとしていることが多いです。そして、産卵直前になると突然動きが活発になり、卵を産める場所を探すような仕草をします。出産が近づいたら、なるべく目を離さないように注意深く見守りましょう。産卵後に卵をそのまま放置していると、誤ってお母さんに卵を踏まれたり蹴られたりして、卵の上下がわからなくなってしまうことがあるので、産卵したら素早く別の飼育ケースに移しましょう。

カナヘビの卵は上下逆にしてはいけない

鳥類の卵は、孵化するまでの間に卵の上下を入れ替える転卵を行いますが、カナヘビについては転卵を行ってはいけません。

カナヘビの卵には無数の小さな空いており、赤ちゃんはその穴を通して呼吸をしています。もしも卵の上下を逆さまにしてしまうと、成長するうちにやがて窒息してしまう恐れがあるため、必ず産み落とされた状態のままで卵の上下を維持する必要があります。

カナヘビの卵の上下を見分けやすくするためには、生まれた直後にすぐマジックで上下がわかるように印をつける方法があります。

カナヘビの卵はとても柔らかい状態で生まれるため、卵に傷を付けないようにスプーンなどで丁寧にすくって、素早く印をつけましょう。

上下を間違えないように印をつけるためにも、産卵が近づいたらなるべく目を離さないようにすることが重要となるのです。

カナヘビの卵は上下の他にも「へこみ」と「カビ」に注意

カナヘビの卵を育てる際には、卵の上下以外にも注意したい点があります。それは、卵の「へこみ」と「カビ」が見られるケースです。

生まれた直後の卵の中には、一部へこみがある場合があります。カナヘビの卵がへこむ原因はいくつかありますが、成長するうえで自然とへこみが直る場合もありますので、まずは様子をみてください。

カナヘビの卵がへこむ原因としては、お母さんのお腹の中で外の卵と接する部分がへこんだり、産み落とされた際にへこんだケースが考えられます。カナヘビの卵は水分を吸って大きくなりますが、水分を与えてもへこみが直らずに育ちが悪い場合は、無精卵である可能性が高くなります。

また、そのまま無精卵を放置しておいたり、残念ながら途中で成長を止めた卵には、白っぽいカビが生えてきます。カビの生えた卵をそのままにしておくと、やがて周囲の正常に育っている卵にもカビが繁殖してしまう恐れもありますので、見つけた段階ですぐに取り除いてください。

カナヘビの卵を飼育する方法

カナヘビの卵を飼育する際には、別容器を用意します。卵はとても小さいので、カナヘビ飼育用のプラスチックケースほどの大きさは必要ありません。卵の数にもよりますが、市販の蓋付きのプリンカップくらいの大きさがあれば十分でしょう。呼吸ができるように、蓋に小さな穴を開けておくか、常に少し蓋をずらしておきましょう。

容器の底には床材と呼ばれる土を入れます。ホームセンターや園芸店で販売されている黒土という園芸用の土を使うのがオススメです。卵をスプーンで土ごとすくったら、1つずつ離して置きましょう。そして卵に触れないように、空いている場所に水で湿らせた水苔を入れて、容器内の湿度を保ちます。

お住まいの地域によって環境は異なりますが、カナヘビの卵は通常では約40日ほどで孵化します。

カナヘビの卵を孵化させるには、上下を入れ換えないのはもちろんのこと、飼育に適した温度を維持することも重要となります。

一般的に、カナヘビの飼育に適した温度とは、室温25℃前後とされています。一方で、カナヘビの卵が孵化するのに適した温度は23℃~29℃と、ほぼ大人のカナヘビの飼育時と変わりません。

室内を暖かく保ったほうが、それだけ孵化までにかかる時間が短くなりますが、そのぶん卵の周囲を乾燥させないように、湿度管理にも注意が必要となります。

カナヘビの卵を管理するには湿度にコツが

野生のカナヘビは、適度に湿度が保てる場所に卵を産み落とします。これは、卵が成長するためには、水分が不可欠だからです。一方、人間がカナヘビの卵を人工的に孵化させる場合は、卵の周囲の湿度を保つように注意する必要があります。

卵の周囲を乾燥させないようにするために、周囲の床材やケース内を霧吹きで湿らせてあげましょう。カナヘビの赤ちゃんは、卵の殻に空いた小さな穴から水分を吸って大きくなります。ただし、卵に直接霧吹きをかけて濡らしてしまうと、赤ちゃんが呼吸するための穴も塞いでしまい、窒息する恐れがありますので、あくまでも濡らすのは周囲の床材だけにしてくださいね。
この際、成長が遅れている卵や、カビが生えている卵がないかどうか、じっくりと様子を観察してあげましょう。

カナヘビの赤ちゃんは、大人のカナヘビ以上にとても可愛らしく、自分で孵化させたとなればその可愛さは格別です。この機会にぜひチャレンジしてみませんか?

 - ココロにプラス

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