スキーとスノボーウェアの違い!知らなかったウェアの特徴
2019/03/15
ウインタースポーツに必要なスキーウェアやスノボーウェア、どちらも同じようなものと思っている方も多いと思います。確かに素人がぱっと見ただけでは、それほど違いがわかりませんよね。
しかし、ウェアはそれぞれのスポーツの動きに合わせた仕様になっていて、スキーの動き、スノボーの動きに適したウェアになっています。
それでは、スキーウェアとスノボーウェアの違いをご紹介します。
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スキーとスノボーのウェアの違いはシルエットが違う
ウィンタースポーツと言えば、スキーやスノボーという人も多いのでは?
スキーもスノボーも、雪の上を滑るスポーツですが、使う道具が違いますよね。
道具の違いは明らかですが、ウェアは違いがよく分からないという人もいるのではないでしょうか。
ただ、よく見るとスキーウェアとスノボーウェアには違いがあります。
まず、始めに注目していただきたいのは、ウェアのシルエットです。
スキーは体にぴったりしたタイトなシルエット、スノボーウェアはややゆったりめのシルエットが特徴
これは、スノボーの場合ウェアの中にプロテクターを付けたり、インナーを付けることを想定しているため、ゆとりを持たせているのです。
またスノボーの場合、転ぶ時はお尻からだったり、スノボーを装着する時に雪の上に座ることが多いなど、”お尻”が雪に接する時間が長いため、お尻部分の防水性が高いウェアや雪がウェアの中に入り込まないようなパウダーガードが付いたウェアが多いということも特徴のひとつです。
スキー、スノボーそれぞれの動きに合わせたウェアになっているということですね。
スキーとスノボーのウェアには動きに合わせた仕様が特徴
年々、ウェアも進化しています。
スノボーが流行りだした1990年代では、ダボッとしたゆったりめのシルエットが特徴だったスノボーウェアも、タイトで機能性の高いウェアも多くなってきています。
そのため、スキーのウェアとスノボーのウェアの区別が付かないこともあります。
スキーは、2本の板で風を切って雪の上を滑走するため、スピードが出るスポーツです。
スキーの板は、刃物のように鋭く細いため、板がウェアの裾に当たって切れないようにスキーウェアの足元にはエッジガードという物が付いています。
これはスノボーのウェアにはない特徴のひとつです。
そのため、スノボーウェアでスキーをした時には、エッジガードが付いていないため、板が当たってしまうと、裾が破れてほつれてしまうので注意が必要です。
転倒が多いスノボーウェアにはパウダーガード
スノボーは一枚の板でバランスを保ち、体重をコントロールしながら行うスポーツです。
そのためスノボーをやり始めた頃は、バランス調整や体重移動が上手くいかなくて何度も雪の上で転倒することが多いですよね。
スノボーには転倒が付きものです
しかも動きながら転ぶため、転倒した時に雪を体全体にかぶることも多いですよね。
そのためスノボーウェアには、雪がウェアの中に入り込まないような「パウダーガード」という物が付いています。
雪がウェアに入るのは手首や足元の裾からなので、ジャケットやパンツの裾にはパウダーガードが取り付けられています。
雪がウェアの中に入ってしまうと、雪が体を冷やし体温を奪ってしまいます。
体温の低下は、スノースポーツにとっては命取りとも言える重要な物。
パウダーガードによって、快適にスノボーを楽しめるように工夫されているのです。
スキー用とスノボー用の手袋の違い
スキーもスノボーも雪の上で楽しむスポーツなので、手袋(グローブ)は欠かせません。
この手袋に、違いはあるのでしょうか。
スノボーは、手はバランスを保つために使いますが、フリーの状態です。
一方、スキーは、両手にストックを持つ必要があります。
そのため、スキーのグローブはストックを握りやすいよう手袋を履いても自由に手が動かせるような5本指に分かれた作りになっています。
また、手の平部分は、厚みを持たせるために、二重構造になっているなど補強されています。
スノボーの手袋は、転倒した時などに雪に触れる機会が多いため、スキー用手袋に比べると、厚みがあり、防水性や防寒性が高い物が多いという特徴があります。
スキーもスノボーも楽しめるフリーライドタイプのウェア
スキーもしたいけれど、スノボーにも挑戦してみたい!ということもありますよね。
それぞれに応じた道具やウェアを揃えるとなると、結構な金額になってしまいます。
同じウィンタースポーツなら、ウェアは兼用して使えたら良いのに…という願いを叶えてくれる便利なウェアでフリーライドタイプと言われる物があります。
フリーライドタイプウェアの特徴
スキーとスノボーのどちらでも使えるウェアで、それぞれのウェアの中間の役割があります。
フリーライドタイプのウェアは、元々はスノボーのフリースタイル用として作られたものなので、ややゆったりめのシルエットが特徴です。
そのため、スピード重視のスキーを本格的に楽しむには最適とは言えませんが、スキー初心者でスキーの動きを楽しみたいという場合にはぴったりなウェアです。
スキー・スノボーの両方を楽しむことの出来る良いとこ取りのフリーライドタイプウェアで冬のスポーツを思いっきり楽しんでみたいですね。