サッカーの練習メニュー!低学年向けの練習と習得して欲しいこと
2019/03/15
小学校の低学年からサッカーを始めるお子様も多いですよね。まだまだ体も小さく、ボールもなかなかコントロールできません。
これからもサッカーを続けるなら、ぜひ低学年のうちに習得しておいて欲しいこともあります。
そこで、サッカー初心者の低学年のお子様向け練習メニューをご紹介します。
低学年のうちはボールを好きになることも大切です。
大変な練習もいろいろとありますが、サッカーの楽しさを知ることも経験して欲しいですね。
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サッカーの練習メニュー、低学年向け股下ボールキャッチ
サッカーは小学校低学年から始める子供も多く、ボールを上手にコントロールすることも難しそうです。
しかし、子供の上達はとても早くあっという間に要領を理解します。
それだけ吸収する小さな時期だからこそ、いろいろな練習メニューでサッカーの基礎だけでなく、ボールに慣れることや体幹を刺激する練習メニューを取り入れていきましょう
股下ボールキャッチ
一見サッカーと深く関係があるように見えない練習ですが、この練習は運動能力そのものやボールをコントロールする能力を向上させる効果があります。
- サッカーボールより小さなボールで練習した方がやりやすいようです。
- ボールを両手で持ちます。
- 足を肩幅より少し広く開きます。
- ボールを持ったまま下を向き、ボールを股の間にくぐらせるようにします。
- 股下にボールをくぐらせたら、真上に向かってボールを投げます。
- すぐに落下地点に入り、両手で落ちてくるボールをキャッチします。
すぐに落ちてくるボールに対して、体を反転させてキャッチしなければならないので、俊敏な動きが求められます。
最初はコツが掴めずに失敗しても、何度も繰り返すうちに感覚を学んでくるので、コツコツ練習していきましょう。
低学年のサッカー練習メニュー、足裏ドリブルの意味
次に紹介する練習メニューは、足裏ドリブルです。
ボールを蹴るのではなく、足裏で転がしたり押したり引いたりして、ボールを離さずに動かす練習です。
足裏ドリブルでボールを動かす範囲は、自分の歩幅程度の範囲が最適とされています。
歩幅は身長の45%~50%程度なので、身長が120cmの子供だと半径60cm以内の範囲で動かすことが出来るようにしましょう。
この範囲を超えて動かすようだと、足裏だけではない部分も使っていることになるので、きちんと足裏を使えていれば歩幅の範囲が限界だと思います。
ただ、練習を重ねて上半身をうまく使えるようになったり、低い姿勢でもボールをコントロール出来るようになれば、歩幅を超えた動きも出来ることはありますが、最初のうちは歩幅の範囲で見てあげてください。
低学年のサッカー練習メニューにおすすめ足裏ボールタッチ
足裏ドリブルを練習して、足裏でボールを扱うことに慣れてきたら、次は足裏でボールをタッチする練習に入りましょう。
足裏ドリブルではボールを離さないようにしていましたが、足裏ボールタッチではボールが転がるようにタッチします。
- 最初はボールにタッチしながら前へ前へ進んでいきます。
テンポよくタッチして進ませていくことがポイントです。 - 前へ進むことに慣れたら、次は後ろにボールを転がすようにタッチしていきます。
- 前方、後方に進むことが出来たら、利き足でインサイドとアウトサイドを組み合わせてボールを転がすようにしていきましょう。
この練習で、様々な方向にボールをタッチして転がせるようになります。
まだ低学年は体幹や軸足が弱いので、練習のしすぎには気を付けましょう。
またボールがつく感覚が足裏全体に伝わるように、裸足で行うことが理想的です。
どうしても屋外で行う場合は仕方ないですが、靴を履いているとボールの感触が伝わりにくく、裸足の方が上達も早く感じます。
ボールを強く蹴るための練習メニュー
サッカーは、ボールを正確に蹴ることが出来なければ上手とは言えません。
試合となれば強くボールを蹴り、遠くまで飛ばさなければいけない場面も多々あります。
低学年向けの強くボールを蹴るための練習を紹介していきます。
強くボールを蹴るには、膝を曲げて蹴ることが必要です。
足の力だけで強く蹴ろうとすると、その分コントロールが乱れてしまいます。
正確に強くボールを蹴るには、余計な力を抜いてボールに体重を乗せることです。
体重を乗せてボールを強く蹴ると、コントロールも乱れずに飛ばすことが出来るようになります。
そして足を勢いよく動かさないことです。
勢いよく動かすと、どうしても打点が狂ってしまい、ボールの芯を捉えることが出来ません。
膝下を振り抜くようにして、余計な力を入れずに体重を乗せる、これでボールを強く蹴る技術は向上していきます。
練習では技術を向上させていけたらいいですが、試合では技術だけでは通用しません。
周りの状況を見る力、判断する力、行動する力も必要です。
試合に出て突然この力を発揮出来るわけではないので、練習のときから周囲を見ながらボールを蹴るという練習を取り入れると、より上達への道のりが近くなります。
上手なプレイヤーは、みんなしっかり顔を上げてプレーをしています。
自分からボールを奪いに行かない子供へのアドバイス
低学年は技術だけではなく、精神的にも未熟な部分があります。
向上心や闘争心も、備わっていない子供もたくさんいます。
そのためボールを奪いに行かずに、自分のところに来るまでは待っているだけ、という場面も目にします。
自分からボールを奪いに行くようにするには、どうしたら良いのでしょう。
取り入れやすい練習方法として、まずは少数での練習をします。
2対2、3対3のような少ない人数だと、自分がボールを触る機会がグンと多くなります。
ボールに触れる機会を与えることで、ボールを触る楽しさや自信が芽生え、もっとボールを触りたいという意欲に変化していきます。
そして勝ち負けを意識させることです。
どのようにしたらチームが勝てるのか、子供自信に問いかけます。
もちろんボールを奪いに行かなければ勝ちを逃すことにもなるので、勝つためにボールを取る!ということを認識してもらいましょう。
意識の問題なので簡単ではありませんが、コツコツ続けていくうちに意識は変わっていきます。
サッカーのような勝敗がつくスポーツをしていると、実際子供は勝ちへのこだわりが強くなっていく傾向があります。