猫が引っ越しで鳴く原因と猫のために飼い主ができるポイント
2019/03/27
猫は引っ越しによって鳴くようになることがあります。飼い主にしたら急にどうしてしまったのだろうと心配になりますよね。恐らくそれは、引っ越しによる環境の変化が原因でしょう。では、引っ越しによって鳴くようになってしまった猫にはどんなことに気をつけたらいいのでしょうか?
そこで、猫が引っ越しで鳴く原因と猫のために飼い主ができるポイントについて、引っ越しによるストレスが原因であることやそのために飼い主ができること、引っ越し先に慣れてもらうためのポイントや新居に着いたらすぐにするべき猫のための新生活の準備や猫の気持ちに合わせた対策などお伝えしていきましょう。
これを読めば、引っ越しによる猫の気持ちが理解でき、今後引っ越しをする際にも猫に合わせた対策をすることができるようになるでしょう。ぜひ参考にしてみてください。
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猫が引っ越し直後から鳴くようになった原因
家族の一員の猫と引越した後、引越し先では猫はどのような気持ちなのでしょう。
前の家では鳴かなかったのに、引越し先では夜鳴きがひどい場合、飼い主は参ってしまいますね。
原因としては新しい環境での生活に不安を感じている場合があります。
人間も少なからず新しい環境では色々な心の変化がありますよね。猫も同じく敏感に感じ取っているのでしょう。
夜鳴き以外にも引っ越した先で隠れてしまって出でこない、えさを食べない水も飲まない、トイレをしないなど環境の変化になかなか対応できないタイプの子もいます。
猫は食べない時間が続くと体内の脂肪が分解されてエネルギーに変えようとする働きがあります
脂肪分解の速度が間に合わず病気を引き起こす事もあるので48時間以内に食べたり飲んだりの方法をとり脱水症状や低血糖などにならないように注意しましょう。
それが難しいときは動物病院へ連れて生き適切な処置をしてもらいましょう。
食べる事や飲むことも心配ですがトイレも心配です
48時間尿が出ないと色々な病気に直結するかもしれません。
引越し前の環境作りも大事ですが引っ越した先でも、いつもと違う点はないか、トイレはしているがいつもと便の様子が違うなど細かくチェックも必要です。
前もって近くの動物病院をチェックし違う点を見受けられたら病院へ連れて行きましょう。猫の性格や種類によりますのでみな同じとは言えませんが、平均的に慣れるまで1週間程度の時間が必要と言われています。
外に出られる猫より、室内飼いの猫だと把握する範囲の違いや情報量も少ないですし慣れるのは早いでしょう。
大事な家族ですので早くノンストレスですごしてほしいですね。
引っ越しをしてから鳴く猫のためにできること
引越しは飼い主も色々と忙しい状況にありますが、猫にそんなそわそわした心の状況を読まれない様落ち着いた行動も必要です。
とても敏感な動物ですので悟られやすいです。まだ荷物が前と違う状況だと猫も落ち着かないでしょう。
荷物置き場とは別に猫だけですごせる場所を作ってあげましょう
引っ越しで出てきたダンボールで猫ハウスを作る
猫は狭い環境やダンボールが好きですから落ち着くかも知れません。暗く狭いからだが密着した場所はほっとするのでしょうね。
飼い主の息抜きの為にもダンボールで何か作るのもいいですね。
元気があったらおもちゃで遊んであげる
普段遊んでいるおもちゃや荷物を解いたときに出てくる長いガムテープなどで
思いっきり遊ぶと疲れて寝て鳴く事も少なくなったりします。また寝る事で体力も戻ってきて満たされた生活になるかもしれません。
キャリーバックをおいておく
片付け中の猫の居場所確保で、自分の臭いが染み付いたキャリーバックがあると落ち着くかもしれません。
ただとても敏感なときですので、人の出入りや大きな音に驚き粗相をする事もあるので対策用にペットシーツを敷いておくといいでしょう。
トイレを用意
猫は自分の臭いがあると安心するため、トイレは良い安心アイテムです。
猫は排泄物を砂で埋める習性があるため、お手入れをする際に完全に片付けてしまわず少し残して片付けると安心します。
引っ越し先で鳴く猫が慣れるように環境を整えてあげましょう
どんな環境づくりが適しているのでしょうか?
引越し時に今まで使っていた家具を処分し過ぎない
引越し先では心機一転新しい家具で引越し先にあった家具を用意したいものですよね。猫は環境の変化に弱い動物です。新しい家に自分のにおいのついた家具があるだけで安心します。今まで使っていてすりすりしてきた家具はとても安心するでしょう。
大事な猫の持ち物だと思い新居に迎え入れましょう。
猫がいることを周りの人に伝える
引越しした時は色々な方の出入りが多いでしょう。知らない人の出入りや聞きなれないドアの開閉音や荷物を運ぶ音などなかなか落ち着ける状況を得られません。引越し業者の方や来客の際には猫がいる事を伝えましょう。
引越しの時にはドアを開けたまま荷物の搬入などもありますので飛び出さない様、猫のいる部屋は開けないよう伝える事も大事ですね。
複数部屋がある場合はすべての部屋を出入り自由にしてどこでも探索できる状況にしましょう。所々に猫が好む隠れられる場所をつくるのもいいでしょう。
キャリーバックをオープンにし布をかけて暗くしたり、ダンボールをおいておくのもいいでしょう。猫のにおいのついたお気に入りのおもちゃや小物をおき自分のにおいを感じられるとよいでしょう。
隠れている場所があるようなら、無理に出さず猫の意思に任せましょう。
大好きな飼い主との時間もとても大事です。最初のうちは猫との時間を大切に落ち着くのを待ちましょう。
新しい新居ではすぐに猫のための新生活の準備をすること
環境の変化に敏感な猫のために、なるべく落ち着く環境を作ってあげたいですね。
自分のにおいのついた今までのものがあれば、新しいものを準備する必要はないでしょう。
新しい環境になるべく今までどおりの気持ちで入れる様、引越しの移動の際には脱走がないようキャリーバックに入れましょう。
キャリーバッグには布をかけて外の様子が見えない様配慮し、バックに入ってる時間を短くする事も大切です。
引越しの段取りにもよりますが、最後に車に積んで新居先に入れるなどなるべく苦痛な時間が少ないようにしてあげましょう。
新しい部屋に慣れるよう室内の温度や湿度も準備しましょう。
冬は乾燥を防ぐため加湿器、部屋の温度も今までとあまり大差のないよう心がけましょう。
引越しという忙しいときですが猫との時間もとり今までと変わらないよう接するようにしてあげて下さい。
猫の気持ちに合わせた対策を考えてあげましょう
猫の不安を軽減させるためどんな対策が良いのでしょうか。
いつもはおとなしい猫でも場所が変わると脱走してしまう事もあるため、万が一外に出てしまったときのため首輪や迷子札を用意しましょう。
その際新しい住所の書き換えをお忘れなく。
引越し先から利便性の高い病院を探しておくこと
今までのかかりつけの病院から離れてしまう場合は引越しの挨拶の際に病歴や予防接種歴などの記録をもらい、これからかかる病院へ伝えられる様準備をしておきましょう。
引越しの際に通院が必要になったときにいち早く病院にいくためにも調べておくといいでしょう。
猫のお気に入りグッズの確保
引越しの荷物が多い中、猫の小さいおもちゃを奥のほうにしまっては探すのが大変です。猫のグッズだけでもすぐに出せる状態にしましょう。自分のにおいが付いたおもちゃやトイレは新しい環境の不安を少しでも軽減してくれるでしょう。
その際にトイレはまっさらな状態にせず、前の排泄物を少し残し、ここがトイレだ」とわかるようにすると落ち着くでしょう。
キャットフード、おやつ、使い慣れた食器、おもちゃ、ベットなどもすぐに設置し落ち着く部屋作りをしましょう。