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川エビのミナミヌマエビの産卵と繁殖について。稚エビの飼い方

      2019/04/09

川エビのミナミヌマエビの産卵と繁殖について。稚エビの飼い方

川エビの一種、ミナミヌマエビは飼いやすいこともあり初心者にも人気の生き物です。
繁殖もしやすく、かわいい稚エビの姿に癒やされる人も多いようです。
そこで、ミナミヌマエビの繁殖や産卵についてご紹介します。
また、誕生後はエサと勘違いされて食べられてしまうことも多い稚エビを育てるための環境作りについてもご説明します。

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川エビのミナミヌマエビのお腹の黒い点は卵の可能性

オスとメスを見分けるポイントは、オスよりもメスのほうが5ミリほど大きく丸みを帯びている体つきをしています。また色もメスのほうが色づきオスよりも濃い色でわかりやすい色をしています。

ミナミヌマエビの黒い部分には2箇所あり頭と胸のあたりに見える黒っぽいものは内臓器官でオスにもメスにも見られます。卵を宿す卵巣はそのすぐ後ろにあり、おなかというよりも背中側にあり、良くみると小さな点々がみられます。
水温が20度前後と気温が低温の時期に繁殖がみられますが、室内飼等で水槽内の水温が一定している場合は外気温関係なく稚エビが生まれることがあります。

産卵は水草などではなく床のしっかりした場所で時間をかけ卵を抱卵します。卵がかえるまでメスはしっかり自分で見て卵がかえるのを待ちます。

川エビのミナミヌマエビは母エビが卵を守る

ミナミヌマエビのおなかに卵を抱えている事が確認できたらいつ生まれてくるのか、また何をしたらいいか気になるのではないでしょうか?

産卵数によって変わりますが卵を抱えているミナミヌマエビの母親は動きが鈍くなります。

卵を多くもった母親は暗いときに動く事が多く、明るいときには石のしたや水草といった物陰に隠れている事が多いです。自然の中でも石と石の間の空洞に身を潜めている事が多いです。暗くなってから動く事が多い卵を持っている母親がある場合は暗いときにえさをあげると良いでしょう。その事から隠れ家となるような石や水草、ウィローモス、流木のようなアイテムで隠れ家を作ってあげましょう。

エビの仲間は水質や環境が変わると脱皮を行うものが多いです。脱皮が始まると抱卵した卵もとれてしまう事もあるので、卵がいる母親があるときは環境や水質を変えないよう水替えにも注意しましょう。
産卵は足場がしっかりした場所で出産します。産卵が始まると2時間から3時間の間に1つずつ抱卵していきます。多くて130個程の卵を産みます。卵は水草などに産みつけるのではなくお母さんエビが孵化するまでおなかに抱え卵を守ります。

川エビのミナミヌマエビの卵がなくなると稚エビに

卵から孵化した稚エビはサイズが小さいだけで大人と同じ形をしています。ただ小さいため誕生後すぐに稚エビよりも大きな魚と混泳させてしまうと、エサと勘違いし食べられてしまいます。一緒に入れた場合水草がたくさん生えていると稚エビが隠れられる場所となり回避できる場合もありますが、他の大きな魚が居ない場所で孵化させ、大人のサイズと同じ位になるまで別の水槽で飼育していくことが増やしていく環境として良いでしょう。

稚エビを守るための環境作り

稚エビは生まれたときから親と同じ形をしています。そしてガラス面についたコケや水中のプランクトンを食べたりしています。稚エビの数が多いときは稚魚用のえさを少しだけ沈めてあげると良いでしょう。
生まれたばかりの稚エビはしっかりと水草が植えてありなおかつたくさんはえていて隠れ家が多いときは色々な魚が一緒にすごしている水槽の環境でも成長していく事はありますが、生まれてきた稚エビは狙われやすく命を狙われやすいのは確かです。自分より大きな魚がいることで臆病になってしまう事もあります。

色々な種類の魚がすごしている水槽内で稚エビを見つけた場合は隔離を行うと良いです。

水温の変化に敏感な種類ですので先にすごしていた水槽の水を使い水質の変化はあまりないようにして、水替えの頻度を少なくするために新しい隔離水槽の水量を多めにしておくと良いでしょう。

小さく透明で見つけずらい稚エビなので水替えの際に一気に吸い出してしまわないようよく観察し見落とさないようにしましょう。稚エビは色々な場所に潜んでいるので1匹いらた相当な数いると思ったほうが良いでしょう。水槽から水抜きの際はホースの先にスポンジや網状のものをつけると良いでしょう。

稚えびがたくさん繁殖した際は稚エビがおなかをすかせないよう水草やコケをたくさん育てておきましょう。ミナミヌマエビはコケのお掃除やさんです。小さくても小さいながらに一生懸命コケを食べてがんばってくれます。

稚エビが吸い込まれる危険性があるためエアーポンプは使わないでおきましょう。酸素の供給は水草と藻で補う事ができます。水草と藻は稚エビのえさにもなるのでエアーポンプの心配は要らないでしょう。

ミナミヌマエビの混泳について

ミナミヌマエビの混泳時期はいつでしょうか?親サイズのミナミヌマエビには全く関心のない魚でも小さく透明な稚エビとなると捕食の対象になってしまいます。熱帯魚だと基本的に自分の口に入る大きさのものをえさだと思ってしまう習性があるため稚エビは狙われやすい存在になってしまいます。稚エビが隠れられるような石や水草、藻などをたくさんいれて隠れ家を作るのも方法ですが、親エビと稚エビを別な水槽に隔離するのが確実な方法でしょう。

ではどのタイミングで混泳すると良いのでしょうか?
ミナミヌマエビが抱卵してから生後すぐ1ミリにみたない稚エビも2週間ほどすると7ミリ程度まで成長します。親エビとのサイズにあまり差がなくなったら混泳して見ましょう。その時水質の大きな変化がないよう水あわせが必要です。
稚エビだと小さすぎてえさと思い捕食対象になってしまいますがミナミヌマエビの親エビサイズになるとネオンテトラなどの熱帯魚やめだかなどは混泳可能です。

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